親愛なる友の死

明け方の4時、酒の力を借りて寝たものの、いちど目が覚めたら眠れない。頭の中を走馬灯のように巡るのは安藤のことばかりだ。昨日の16日、安藤のお兄さんから電話があり、安藤が先日亡くなったとの知らせを受けた。 丁度、大宮の氷川神社周辺を散歩していた…

嵯峨野、トロッコ列車

新幹線を名古屋駅ホームで一旦降り、きしめんを食した。十数年前、会社の行事で伊勢神宮に初詣に行った折、全ての行事が終わり名古屋駅で解散した後、一人で新幹線ホームで食べたきしめんは本当に美味かった。でも今回はイマイチ。汁はそれなりだが麺と、き…

京都、岡崎辺り

今回の京都は、岡崎周辺を巡った。岡崎の北西に位置する東山丸太町近くにシャルキュトリーといってハム、ソーセージを専門に扱う妻の知り合いの店に用があったので、その近場の岡崎になった。岡崎といえば、平安神宮、公園、動物園、そして美術館など年齢を…

京都洛北界隈

半年ぶりの京都。コロナもここに来てやっと人間と同居してもいいくらい、奴らも疲れてきたか。お陰でこちらも、何度目かの解放感、というわけでいつもの京都を味わっている。今回は洛北、叡電沿線だ。まず、御所北東の鴨川沿いの出町柳駅から叡電こと京福電…

摩訶不思議

いつも岡山の家から浦和に戻る時、我がワゴンRのバッテリーが上がらなように必ずブースターケーブルを外して帰る。一ヶ月前にも岡山を発つ時、ボンネットを開け、ブースターケーブルを外し、そしてボンネットをちゃんと閉め、最後に車の鍵をかけて万全を期…

大宮、鉄道博物館

大宮の鉄道博物館に行ってきた。初めてだ。京都にもあるが、そちらは兄が健在の時に、岡山から思い立ったように二人で軽自動車をかっ飛ばして行ったことがある。今となってはそれが兄との最後の旅行になってしまった。ここの博物館、高崎線と上越新幹線に挟…

川越で

今日は、川越で元同僚のA君とコロナ解禁、久々の昼飲みだ。折角なので、早めに来てウォーキングを兼ね街中を散策した。川越といえば小江戸界隈だが何度も来ているし、時間の関係もあり今回はパス。ネットでその他の人気スポットを検索していると、喜多院と…

北野天満宮と今出川通りの旅

岡山からの帰り、やはり京都。前回来た時に泊まった三条河原町近くの新京極内にあるホテルグレスリー京都三条に荷物を置いて京都巡りスタート。このホテル、余計なものを排して実用的、とても綺麗で、広くて、安い、超オススメだ。なんと言ってもバスルーム…

香川

ここは香川、「金毘羅船々 追い手に 帆かけて シュラシュシュシュ」で知られたこんぴらさんだ。妻と香川に本場の讃岐うどんを食しに来たついでに足を伸ばした。ところがドッコイ、ついでに来るところではない、甘かった。象頭山という山の中腹に位置する神社…

岡山、備中松山城

日本で唯一天守が残ってる山城に登ってきた。雲海に囲まれた天空の城塞で有名な岡山県高梁市が誇る備中松山城だ。登る前に雲海を見ようと数キロ離れた雲海展望台に行ったが雲がなく全体に霞みがかってよく見えない。雲海にお目にかかるには、天気予報と時間…

宇治でブログ再開! 

久々のブログ、昨年の2月にアップして以来だ。コロナのせいで、旅が叶わなくなったこともあるが、オレの性格に起因するところが大きい。昔から何をするにも飽き易さが申し訳程度の向上心を邪魔する。典型的なのは読書だ。熱中すると頻繁に本屋に通い、ジャン…

京都丸善本店

今、京都の王将でブログを書いている。王将に来る前、京都に来ると必ず立ち寄る河原町にある丸善に行ってきた。明治2年創業、丸善雄松堂書店の本店だ、今はジュンク堂とコラボしている。日本の近代と共に歩んできた我が国の知の倉庫。新宿の紀伊國屋書店が昭…

湯島界隈

今年も受験シーズン真っ只中。この時期の合格祈願、日本の風物詩だ。何に祈るかは千差万別。神様、仏様、キリスト様、アッラー様、山神様、でもここは孔子様だ。一度は行きたいと思っていた湯島聖堂へ行ってきた。 この聖堂、さだまさしの歌「檸檬」の歌詞が…

前橋

今日、前橋に行ってきた。妻の仕事のイベントの下見に付き合った。久々にマイカーで遠出、真白な富士山を真正面に見ながら外環から関越道を北へ。群馬へは北陸へ行った時に通過したぐらいであまり馴染みがない。群馬といえば、国定忠治、木枯し紋次郎、中曽…

Cats

久しぶりに妻と映画。正月に「スターウォーズ」を誘われたけど、このシリーズ一度も真面目に観たことなかったので全然興味なし、なのでお断りした。そのかわり洋画より邦画、ジョージ・ルーカスより長渕剛、ということで1月下旬から始まる「太陽の家」を予定…

年頭にあたって(ハラリにハマった)

このお正月「21Lessons」という本を読んだ、ハマってしまった。著者はイスラエル人のハラリという人、ゲイであることをカミングアウトしている。本書にも出てくる。 情報テクノロジー(IT)とバイオテクノロジーという双子の革命により人間の思考回路はアルゴ…

会津は賊軍か

会津藩は賊軍か、という問題はいろんな見方があると思う。でも、確実なことが一つある。藩主の松平容保は会津戦争で鶴ヶ城落城の寸前に、自らの命と引き換えに降伏を決断した、領民を大切にする人格者、領民も容保を慕い会津は一枚岩だ。さらに孝明天皇は容…

会津

人生で虹が見れるのは数えるほどだ。こればかりは見たくて見れるものではない、いくつかの条件が重ならないと出てきてくれない。記憶にあるのは何十年前、どこかで見た虹だ。一生出会いがない人もいるかもしれない。その虹にお目にかかった、言葉にできない…

京都、木屋町

今、京都の木屋町通りを南から北に、五条から四条へ上がっている。並行して流れる高瀬川の紅葉の赤がとても綺麗だ。ホテルが五条を下った高瀬川沿いなのでチェックインしていつもの四条の王将へ向う途中。因みに京都の地名は南北は下る上る、東西は入る(イル…

(PRODUCT)RED、知らなかった。

スマホを買い換えた。ここ数日、バッテリーの減りがとてつもなく早くなったので、ソロソロ寿命かなと思い、取り敢えずMobileバッテリーも含めノジマに相談に行ってきた。 今のスマホは会社で使っていたものを譲り受けたアイホン6sでもう4年ぐらい使っている…

上司

今新宿。現役時代のjuniorと飲んでいる、3年ぶりだ。juniorとは後輩のこと、ここではジェー君と呼ぶ。ここは二軒目、金曜日なのでやたらと混んでる、でも、昔は週2日ぐらい通った店、とても懐かしい。 ジェー君はまだ若い、でも、身体を悪くし退職も考えたそ…

2030年の世界地図帳

落合陽一の「2030年の世界地図帳」を読んだ。これから先、人間が地球で持続的に生き続けられるかをテーマに自論を展開している。 具体的にはSDGs、国連で採択された持続的可能な開発目標をどう達成するかだ。 SDGsは、貧困、飢餓、福祉、教育、平等、安全、…

今日は祐天寺!

今日は東横線の祐天寺、元上司のTさんと久々の飲み会。浦和からは結構あるが、天気もよく、折角なのでいくつか寄り道をした。 まずはハード、ソフト共に急激に様変わりしている渋谷だ。商業施設の建築ラッシュだし、あのGoogleのCEOが「渋谷は変革と再生のシ…

常識

三越前に用事があったので、所用を済ませ、神田神保町で古本を漁り、新刊を求めて行き慣れた新宿紀伊國屋に回った。オレにとって書店は心にエネルギーを充電してくれる場所だ。なので定期的に行かないとガス欠になる。 紀伊國屋を後にしたところで今度はスマ…

兄の死、つづきのつづき

京都に寄るとよく駅近の東本願寺で阿弥陀堂の上がり框というのか階段を上がったところに腰を下ろし、正面に東山、右手に京都タワー、左手に御影堂門を見ながらブログを書く。今日も時間があるのでそうした。とても落ち着く、血圧も下がってるようだ。 回廊を…

兄の死、つづき

京都知恩院、東山の清水寺の並びにある浄土宗の総本山に兄の報告とお願いをしてきた。 なぜここに来るかと言うと実家が津山線の誕生寺というお寺の檀家で、またそのお寺、名前からも分かる通り浄土宗を立ち上げた法然聖人の誕生の地。なので知恩院にある御廟…

兄の死

今、夜明け前4時半、津山線始発で岡山から京都に向かっている。先月一人住まいの兄が突然亡くなったので急遽岡山へ。一連の儀式を済ませ浦和に帰る途中だ。 20年前に父、2年前に母、そして兄、4人家族で育ってきたオレとしては今回の兄の死が一番こたえた。…

浜松で立ち飲み

今日は浜松、前回来たときの立ち飲み屋が忘れられなくてまた来た。場末にある女性二人でやってる小さな店だ。空いていたのでとば口で飲んでるとママと話をしたくてくる男達で狭いカウンターはデュークしそうになる。静岡から来たとか、長野から来たとか言っ…

芭蕉と大垣

旅をすることは、日々旅にして旅を栖かとする芭蕉に少しでも近づきたいから、そんな訳ねーか。という訳で、日本の紀行文学最高峰の奥の細道結びの地、大垣に行ってきた。 早速、「奥の細道結びの地記念館」にお邪魔した。入り口を入った所にシアタールームが…

オレたちの見沼田んぼ

我が家の近くに日本が誇る遺産、見沼田んぼがある。さいたま市見沼区の広大な沼地を利用してできた1260haの田畑だ。 何故日本が誇るかというと2018年に現天皇陛下、当時は皇太子だった浩宮殿下が見沼田んぼの歴史的役割についてメキシコで開催された世界水フ…