宇治でブログ再開! 

久々のブログ、昨年の2月にアップして以来だ。コロナのせいで、旅が叶わなくなったこともあるが、オレの性格に起因するところが大きい。昔から何をするにも飽き易さが申し訳程度の向上心を邪魔する。典型的なのは読書だ。熱中すると頻繁に本屋に通い、ジャンルを問わず乱読するが、一定期間過ぎるとどうもガソリンが切れるらしい。ガス欠になると、途端に興味を無くし、本など一切手に取らなくなる。脳のキャバが限界になり悲鳴を上げるからだろう、なんとも情けない。ということで御多分に洩れずブログも同様。

でも、この度の再開には理由がある。日頃、本を読まない、会話をしない、物を書かない、つまり考えない。こんな生活に危機感を覚えたからだ。なんらかの手段で脳を活性化させないとやばい、という欲求に駆られたので、一番頭を使いそうな書くことにこだわりブログを再開したというわけだ。

今、兄の3回忌で岡山へ向かう途中、いつものごとく京都に寄っている。緊急事態宣言が解除されているにもかかわらず、酒の提供は20時までなので早めの行動が肝心だ。因みに新幹線の東京駅ホームの売店でビールを売っていないのには閉口した。思わず一本遅らせて在来線の売店まで買い出しに行ってしまったほどだ、要注意。

いつも京都によると東本願寺の縁台に座って庭を眺め、颯爽と飲みに繰り出すのだが、あまりにワンパターンなので、京都に寄ったら今までお目にかかっていない神社仏閣の一つに寄ることにした、これも少しは頭の体操になるだろうと思ってのこと。今回は、宇治の平等院だ。京都駅からJR奈良線で宇治で下車、平等院を拝観後、京阪宇治駅から京都の三条へ、そしていつもの王将というルート。

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宇治は来たことがあるかどうかあまり記憶にない。来たとしても中学校の修学旅行だろう。ここはお茶の産地だがあまり茶畑が見当たらない、それより宇治大橋から望む宇治川は絶景だ、こんなに大きな迫力のある川とは思わなかった。一見に値する。

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平等院を選んだ理由はというと、やはり10円玉。今流行りの渋沢栄一の一万円札もそうだが、日本の宝だから貨幣に使われるわけで、それが現存するのにお目にかからない手はない、日本人なので。

日本の歴史には藤原の姓は欠かせない。中臣鎌足天智天皇から藤原の姓を与えられて以来、天皇に娘を妃に送り込むことで脈々と歴史を刻んできた日本史を理解するのに絶対的アイテムだ。平等院藤原道長の息子の頼通が建てた、今では世界遺産になっている。道長、頼通が築いた藤原絶頂期の栄華の象徴がここ、平等院なのだ。平安、藤原、10円玉という乏しいキーワードしか知識がなくても現場に足を運び本物を見て歴史を感じることで知ったつもりになる。そして、それについて書き、考えることで脳の衰えを防ぐという寸法だ。

今回はここまで。最後にJR東日本がやっている大人の休日倶楽部、ジパングに触れておきたい。オレみたいに浦和、岡山の長距離を行き来しているものにとってはとてもラッキーな商品だ。条件が65歳以上でないと加入できないが、絶対入っておくべき。乗車券、特急券共に3割引になる。岡山へ行く場合は往復を買うと乗車券は4割引にもなる。これはすごいぞ。元々は東日本、北海道が対象だが、西日本その他も年間20回までと条件付きだが対象になる。8月に65歳になったので直ぐに会員になり今回早速使っている。ただし、最初の数回は2割引でそのあと3割になる。それから新幹線はひかりかこだまでないと対象ならないが全く問題なし。いつも帰りはひかりを使っているので。多少の年会費はかかるが絶対お勧め!

何故か、女性は60歳からというのがワケワカメ。

2021.10.7

おしまい