暑い!

暑い、暑い、熱い、暑すぎる。京都36度、意を決して47年ぶりに比叡山延暦寺に向かうもあまりの暑さに挫折、近場の祇園花見小路にある建仁寺へ、これも断念。結局河原町の涼しい丸善を散策。

この暑さ、子供の頃に経験した夏の暑さではない。温暖化もここまで来たか、本当ヤバイと思う。少し前、こんなニュースがあった。

「気候変動の危機を訴えるスウェーデン人の環境保護活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)は29日、米国で9月に開かれる国連の会合に出席するため、太陽光パネル付きのヨットで大西洋を横断すると発表した。トゥンベリさんは温室効果ガス排出量が多い飛行機を利用しないと公言しており、別の交通手段を検討していた。自らの行動で地球温暖化の防止を訴える姿に注目が集まっている。」

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(2019.7.30産経新聞)

以前、ダボス会議で大人を手玉にとる演説をし有名になった若干16歳の彼女だ。スウェーデン議会の前で温暖化防止を訴える独自のストライキがヨーロッパの若者2万人を動かすまでに拡散した。大人たちが考え直さない限り学校へ行かないというスト、地球に将来がないのに勉強なんてする意味がないという戦法だ。いつの時代も若者の行動力はすごい。

人間の自然に対する向き合い方は、時代とともに変化してきた。西洋では中世までキリスト教が全盛で神が支配者、なので人間は神は勿論、神の作った自然に逆らえなかった。日本はというと昔から山岳信仰やアミニズム信仰で神と自然を同化し崇めてきた、これも自然には逆らえない。この自然に逆らえない構図がある時逆転する、つまり人間が自然を支配することになる。

中世が終わるとともに人間は神から解放され理性を獲得する、そして科学という武器で果てしない欲望を満たし人間中心主義が蔓延る。これが日本にも啓蒙され資本主義とともに根付いた。科学の進歩が人間を豊かにし、さらなる豊かさを求めて科学する、欲望は果てしない。結果自然がないがしろにされ、薄々これでいいのかと思いつつ、それでも経済を優先してきた。

人は環境の危機を認識している、でも組織の一員で一個人の意見なんてすぐ潰される、出世の妨げだ。だから常に玉虫色、体制に迎合する。

こんな大人に真っ向からダメ出し、行動を起こさない限り明日はない、白か黒か、やるかやらないか、中間は無い、でもやればまだ間に合う、ミス・トゥンベリはそう訴える、直球勝負だ。心にやましいところがあるオレですら、よくぞ言ったって感じ、大人は必聴。

https://youtu.be/FixTcKNcQqM

https://youtu.be/h-ICELS3NPg

霞みがかった山々、片田舎の田畑、田植えシーズンのカエルの鳴き声、澄み切った水、雨に打たれる紫陽花、蝉の鳴き声、カマキリの雄姿、木守り、雪深い温泉宿、これらがみんななくなったらどうなるか。

ただ単に見れなくなるだけじゃない、情緒不安定になり、犯罪が凶悪化し、自殺者がもっと増えるだろう。日本人の心は四季が与えてくれる癒しでなんとかもっている。

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ミスグレタのようなにはいかないが、まずは身近から。

ポイ捨てはしない、スーパーにはエコバック持参無ければダンボール、本屋でカバーはいりません袋もいりません、車は使わない電車で行く、バスは必要最低限、食後の皿の油は拭いて捨てる流さない、ゴミの分別は強制されるからではなく自らに課す、スマホに行政のゴミ分別アプリを入て確認する、植物は積極的に育てる、ゴミ拾いのボランティアに積極的に参加する、などなど。

こんなこと書いて自己満足を陥るのではなく、大切なのは拡散すること。レジ袋一枚がSNSで千枚、一億枚にも、夢ではない。

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おしまい

2019.8.18

京都河原町、またまた王将で。