今日は祐天寺!

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今日は東横線の祐天寺、元上司のTさんと久々の飲み会。浦和からは結構あるが、天気もよく、折角なのでいくつか寄り道をした。

まずはハード、ソフト共に急激に様変わりしている渋谷だ。商業施設の建築ラッシュだし、あのGoogleのCEOが「渋谷は変革と再生のシンボル」って言っちゃてるし、起業家スタートアップ支援を渋谷ストリームで始めるらしいし、その注目度は世界的、凄い。なので先頃開業した渋谷スクランブルスクエアの最上階SHIBUYA SKYへ。

「渋谷上空229mの展望装置 想像力を刺激する、眺望体験と空間演出の融合」「混じり合い、生み出され、世界へ」という凄いコンセプト。あまり混じり合うと歴史が少しずつ作り上げた良さが薄まるような気もするが。間違いないのは、立ち飲み富士屋の犠牲の上に屹立していることだ。

展望装置へは、11月は予約のみ、当日受付は12月からだそうだ。入場料は2000円、ネットで1800円。近くのセルリアンタワーが184mなのであまり変わらない気もするが、屋上なので風が気持ちいいかも。そんなこと考えながらさほど残念とも思わず、急ぐこともないので熱りが覚めた頃にまたこよう。渋谷を後にした。

次は祐天寺へ。待ち合わせは駅だが、祐天寺へ向かう。この辺りは何度も来たが境内へは初めて。

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祐天寺は浄土宗で実家と同じ、なので兄のことがあったのでお参りした。お寺に行くと必ずパンフを貰う。でも、何故か多くのお寺さん、ご自由にお取りくださいのところに置いていない。ここもそうで寺務所に一声かけると直ぐもらえた、どこもそうだ。

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敷地は結構広く仁王門と本堂がとても立派だ。増上寺で修行した祐天上人という偉いお坊さんの遺命をうけた弟子が江戸時代に建てたもの、一度焼けている。寺名は祐天上人からだろう。幼稚園を併設している、園児の帰宅時間で母子達でとても賑やかだ。

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Tさんと改札で合流し早速懐かしの忠弥へ、祐天寺の目的はここだ。閑静な住宅の一角にあるモツ焼きの店。開店前だというのに長蛇の列、入りきらないかもと不安が過る。おじさん、おばさん、サラリーマン、OL、自営業らしき人と客層も豊かだ。

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やっと看板に灯りがついた。順次席につくが最後の最後でなんとか座れた。十何年か前に連れてきてもらったが全く覚えていない。唯一覚えているのは煮込みの味、透き通った塩味だ。その味、変わっていない、絶品、感激、これだけでもきた甲斐がある。

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先ずは生ビール、そして店特製のカクテル。カクテルはそのままと黒ビールを注ぐ、2度味わえる。ヤケに酔うが中身が何か怖くて聞けない。昔学生の頃、金がないのでよくウメ割というのを飲んだがそれ系だろう。魅力は味ではなく懐かしさ。

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串は、レバー、小袋、タン、ツクネ、そしてテッポウ。特にテッポウは不気味な美味さだ。どれも絶品、三つ星。

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この店、恐らく二世代夫婦4人で仕切っている。頑固な大将それをフォローする女将、時たま親に切れながら頑張る息子そしてマイペースな嫁さんって感じか、勝手に想像する。自営業はいつも家族と一緒だ。息が詰まると思うがいなくなるととてつもなく寂しい、絶対に。

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Tさん、昔からの常連らしく何年ぶりかなのに女将がよく覚えていて、忙しいながら何かと気遣ってくれる。やっぱり思い入れのある客は忘れないようだ。特にTさんそういう人。

忠弥の次はと、徘徊する二人。オレがお寺さんに行く途中、なんとも言えない雰囲気のある場末の中華屋に出くわした。なのでその話をすると、なんとその店Tさんも何度か言ったことがあるそうだ。即決だ。

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店は狭く、半分はマスターの仲間内らが持ち込みで盛り上がっている。

ここでも巨大餃子をつまみに、ビール、日本酒、紹興酒と結構飲んだ。

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無くなって欲しくない店、でも確実に無くなる店、寂しい限りだ。

年明けの再会を楽しみに、千鳥足で駅に向かった。

おしまい

2019.11.19

祐天寺界隈