兄の死、つづき

京都知恩院、東山の清水寺の並びにある浄土宗の総本山に兄の報告とお願いをしてきた。

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なぜここに来るかと言うと実家が津山線の誕生寺というお寺の檀家で、またそのお寺、名前からも分かる通り浄土宗を立ち上げた法然聖人の誕生の地。なので知恩院にある御廟に母が亡くなった時からお参りしている。

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誕生寺は格式が高いのか、プライドなのか、経済事情なのか仏事がやたらと高い。父、母と続き兄と代替わりで値切るわけにもいかず、気持ちと現実のバランスを保つのに苦労する。住職曰くお気持ち。父、母だったらどうするか、兄だったら多分この程度だろう、決断は難しい、苦しむ。残されたものの宿命だろう、次の世代には残せない。

そんな訳で知恩院にお参りし、その足で祇園さん八坂神社へ廻った。仏様と神様、不謹慎かと思う向きもあるが日本人、そんなのヘッチャラだ、一神教より平和にまとまる。神仏習合だって立派な日本の文化だ。我が実家にも仏壇と神棚が同居している。神棚なんか奥の間と台所にある。なんで二つあるかは想像するに難くない。奥の間は天照大神、台所は豊受神皇、そう伊勢神宮の内宮と外宮。豊受神皇は天照大神の食事を司る神だ、だから台所。確信はないが自信はある。仏壇には「しみき」神棚には「さかき」始めは混乱したが、よく供えた。

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そんなこと思いなから屋台が並ぶ短い山道を行くと、厄年の一覧に目が止まった。

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まず、思ったのはオレのこと。ところがドッコイ、これはイカン、妻が本厄だった。慌てて八坂の神様にお願いし妻に厄除開運の御護りを買った。今年もあと2ヶ月、もっと早く気づくべきだった。でも、遅ればせながらの気持ち、わかって欲しい。

今回は王将ではなく、三木半。

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三木半は四条河原町にある、兄ときた京都唯一の飲み屋だ、居酒屋と割烹を合わせたような店。兄はとても満足していた。常連さんが多いが気の弱さが際立つ店主が好きだ。味は絶品、値段もすごくリーズナブル。頂いたもの、刺身(マグロ、カツオ、ウニ、ホタテ、ブリ、タコ)、一品料理(蟹味噌、マグロ角煮、シラス胡瓜、ハモの酢の物)、そして山口県イワシの丸干。

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少しずつ盛り合わせにしているのでいろんなものが食べれて嬉しい。因みに飲んだ酒、瓶ビール大→菊正宗熱燗→生ビール→瓶ビール大、以上。まだまだ酔ってないぞ、これから王将か。世界卓球応援だろう!

つづく

2019.11.10

京都裏寺、三木半