ブログ再開!

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ここのところブログからとんとご無沙汰していた。これといって理由があるわけでもないが、ついこないだ読んだ本に刺激され再開することにした。

著者は言う。インターネット時代の人の評価はその存在感にある。存在感とは人の時価総額そのもの。例えばSNSやブログに考えていることをアップすることでその存在を示し評価され、それが資産となっていく。つまり自分を書くこと、表現することで自分の価値が決まると言っていい、そんな時代にいる。

その資産は何かをやり遂げようとしている人には大変役に立ち目的達成に貢献する。逆に資産のない人はその日暮らしの人生で終わる。ブログは自分の履歴書だ。最近は、企業の面接官が事前に受験者のブログを見て採用の基準に取り入れているところもあるらしい。

では何故、頭の中を書き、表現することがそんなに大切なのか。脳というものはとても不安定なもので考えたことを脳の中だけに確実に刻み込むのは苦手らしい。そのために脳以外に記憶を留めることでそれとの相互作用で考えたことがものになる。要は脳が脳以外の助けを借りて触発され本気度を発揮する。それが思考の幅を広げ進化し引いては文化、文明につながっていく。動物はものを書かない、その日暮らしだ。この著者だからこそ説得力がある。

と言うわけで、何もない人間にとってとても希望がわく話。なるほど書くことで一回頭を通過し忘れ去られていることが湧き出してくる。これは紛れもない充実感、なので履歴書を地道にアップして作っていくことにする。

最終的にどのぐらいの量になるか楽しみだが、後世に残せる唯一の生きた証だ、そんなもの誰も望んでないが。遺伝子情報をネット上にアップしておいて未来のある時期、その情報とブログの情報をマッチングすることで「オレ」が再現されかねないかも。いずれにしても、私の父ちゃんこんなことを思ってたのか、ぐらいの役には立つだろう。余りにも薄っぺらなものだと残念だが。

もうお分かりだろう、脳科学者の茂木健一郎先生だ。


おしまい

2019.7.23

令和最初のブログ