テレビを買った。

昨日テレビを買った。大分前に故障し、部品取り寄せ不可と言われ買い換えた。流行りの4Kだ。購入するにつき、我が家のテレビ置場の関係で、条件が二つあった。画面角度を左右に調整できること、高さ70センチ以内であること。消去法でシャープか三菱になる。でも、三菱はブルーレイ一体型で見た目が不細工かつ高い、必然的にシャープに決まり。シャープでもこの二条件を満たすのは4K対応のものしかなく止むを得ず4Kとなった。

シャープはいま台湾企業の傘下だが相変わらず「液晶のシャープ」は健在だ。そのシャープのAQUOSを求め量販店を5店まわった。

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どこの量販店も涙ぐましい努力、1店を除き全部買ってあげたくなる。家電を買うのにこんなに比較検討したのは初めて、なので価格設定など色々勉強になった。決めたポイントは、一に価格二に品質、三四が無くて五に販売員の好感度だ。

まずは販売員、これには二通りいる。メーカーからの出向者と量販店の社員。メーカーからの出向者は自分のメーカーの商品に限るのでオレのようなシャープと決めている場合は適任だ。一方、販売店の社員の場合は色んなメーカーの強み弱みを含め総合的に提案可能なのでメーカーにあまりこだわりがなければ適している。

次に品質、特段、審美眼とやらを持ち合わせていないのでほとんど横並び、ブランドを信ずるのみ。

最後に価格。これは交渉次第でドンドン安くなっていく。まず始めは表示価格、あってないようなもの、5から10%の値引きはあたり前。10%のポイント還元もアリ。当然、設置費や前のテレビの処分費もかかるがこれを値引くところもある。更に5年間の保証費、これは10%のポイントから支払う、アプリから会員登録したら無償にするなどどこも競争力強化を図っている。

いずれにしても、同じ製品であれば表示価格が例え数万円違っても最後はそんなに変わらない価格帯になる。でも、一点だけ新発見があった。表示価格を変更するタイミングだ。家電量販店は原則一週間毎に価格を見直す。つまり毎週金曜日の営業時間終了後、一週間の売れ具合から戦略的に価格を見直すのだ。当然さらに安くなる、と思いきや上がる場合もあるそうだ。今回それを参考にしたら店ごとに対応が異なった。安くなったところと据え置きに分かれた。ここがポイントだ、一週間単位なら土曜日の朝一の価格が一番安い可能性があるということ。もちろん、そこから再値下げ交渉が始まる。

そんなこんなで、最終的にどうなったかというと、交渉前に一番高かった家電量販店B店の全て込み込み価格(設置費、処分費を含み、ポイント還元も折込済)116千円から始まり、最終的には一番安くて二番目に対応の良かったN店に90千円にて落札した。

因みにあとの3店は、N店の別の店、K店、Y店。価格はY店を除いて15千円程度割高。Y店に限っていうと25千円ぐらい高く話にならず、販売員も数の割にはやる気無し感満載。

というわけで、量販店なんてどこも同じだろうとY店での即決は危険だ。

そんなの5店も調査する時間を人件費換算したら割高だろうと言われそうだが、ドッコイ今のオレ、人件費ゼロというか値引額イコール報酬だ。

おしまい

2019.8.26

浦和