日本の春

f:id:matsunari812:20190326175523j:image

東京も桜が開花したそうなので、気象庁の開花基準になっている桜を見てきた。靖国神社にある桜の標本木だ。

f:id:matsunari812:20190326175413j:image

f:id:matsunari812:20190326175427j:image

暖かいせいで開花宣言から2日で四分咲き程度、十分花見になる。

靖国神社は今年で創立150年だ。参拝については何かと物議を醸しているが、醸している人達はチャンと歴史を理解しているかは疑問だ。浅薄な知識で自らの利益からのみ短絡的発言を繰り返しているのならお騒がせもいいところだろう。更に大事なのはその発言を受ける側だ、つまりどんな発言が降ってきてもそれを取捨選択できる能力が大切だ。そうでないと自分にとっての良し悪しさえ考慮されずその勢いに流される。歴史が繰り返えす史実だ。60年代の学生たちの何割が本当にマルクス唯物史観を理解していたか甚だ疑問。なので自分の意見をチャンと主張できるぐらいの知識を持つこと、これがポピュリズムに対抗できる唯一の手段だ。こんなことを考えながら参拝した。結構賑わっていて年代も様々だ、それぞれの思いがあるんだろう。

帰りは千鳥ヶ淵、武道館、北の丸公園と春を感じた。

f:id:matsunari812:20190326180003j:image

f:id:matsunari812:20190326180022j:image

特に武道館は懐かしい。小学校6年間正月の書き初め大会に通ったもんだ。果たして書を嗜む心が出来たかどうかは定かでないが背丈ほどもある真っ白な半紙に真っ黒な墨を含ませた筆を下ろすあの瞬間あの集中、これぞ精神統一、精神一到。でも6年間で一生分の集中力を使い果たした感、その後筆をとった記憶なし。

晴れ着姿の若者が多いと思っていたら武道館で明治大学の卒業式をやっていた。花を持った晴れ着の女学生がどっかのおじさんからいきなり「おめでとう」と声をかけられ「ありがとうごさいます」って答えていた。とてもいい光景に出会えた。オレの時代、武道館で卒業式をやるのは株式会社日本大学だけだった気がする。

今日の一齣、千鳥ヶ淵に写る逆昭和館

f:id:matsunari812:20190326180112j:image

おしまい
2019.3.26
九段下から竹橋