元上司Tさんと飲んだ。
久々に元上司Tさんと飲んだ。場所は西荻窪、南口から徒歩30秒「戎(えびす)」って焼鳥屋。中央線沿線は昭和を感じさせるレトロな飲み屋が多い、なので前から狙っていた。そんな飲み屋にモツ焼きは欠かせない。塩でタン、カシラ、コブクロそしてレバーとカワはタレに限る、うまい。飲み物はもちろん生ビールから酎ハイ、黒ビールそしてワインへ、ワインは店独自の直輸入らしくとても美味しかった。この店構えは新宿の思い出横丁を彷彿とさせる。とば口で白髪白髭のじいさんが一人しんみりポン酒を飲んでいる、常温、注ぎこぼし、なんとも言えぬ風情、額縁に入れ飾っておきたいスナップショットだ。
話題は元いた会社の誰それ、実家の草刈り、初盆の風習、マンションの理事会、などなど。久々の情報交換は熱が入る。最後に自分のことはさておき、Tさんが埋もれているのはもったいない、ボランティアでも何でもいい、Tさんの人柄を生かせる何か、考えよう!でこの場は御開き。
帰りに隣の吉祥寺で餃子をと勇んで行ったが夏休みで休業中、残念。方針変更で老舗ホープ軒でラーメン、何とビールをおいていない、考えられない、でも、懐かしい味だ。大塚にもあるが聞いたら同系列とのこと。話はさて置きただ黙々と完食、満足、満足。
吉祥寺のこの一帯は新旧のお店や酒場がうまく同居している。アーケードは買い物で賑わい、横筋に入ると赤提灯、街並みを設計した人は人情味溢れる酒好きの人に違いない。
今、渋谷を盛んに再開発しているが超老舗「富士屋」が10月に閉店するという、何と嘆かわしい。街は開発だけではダメだろう、戦うサラリーマンの居場所は絶対必要だ。
そんなこんなで楽しい酒盛りだった。再開を楽しみにバイバイした。
おしまい
2018.8.28
西荻窪、吉祥寺