京都、嵯峨野にいってきた。

京都、懐かしのスナック「ヒスイ」へ行く前に五木寛之の百寺巡礼の百寺のひとつ嵯峨野二尊院に行ってきた。

f:id:matsunari812:20180521120030j:image

百人一首小倉あんで有名な小倉山にある、読んで字のごとく本尊が「阿弥陀如来」「釈迦如来」の二つの珍しい山寺だ。仏教で極楽浄土へ行くのに現世から送ってくれるのが釈迦如来で彼岸へ迎えてくれるのが阿弥陀如来、大変有難い仏様たちだ。

f:id:matsunari812:20180521120131j:image

法然上人由来の院で教科書なんかでお馴染みの御影がある。

f:id:matsunari812:20180521120116j:image

それから紅葉でも有名。

f:id:matsunari812:20180521120237j:image

本堂の縁側に座って庭を眺めると何とも落ち着く、半袖ポロシャツ、晴れ。

f:id:matsunari812:20180521120410j:image

近くに世界遺産天龍寺があるが修学旅行生とインバウンドで人の山、マイナーなお寺がいい。

先にも触れたが、小倉山は定家が百人一首を選んだと言われているところ。この間、生まれて初めて百人一首田辺聖子の解説を読んだ。知っていたのはわずかで我ながら教養のなさに落ち込む。親のせいにするわけではないが、家に百人一首のカルタがあるとか、本があるとか、そういう環境って大切だ。子供が生まれたらそんな家庭を築きたいと思っていたが遅かりし、孫の代には必ず、その時はAIの出番か。和歌は日本人の心、そういえば、オレの下宿の便所に大家さんが短冊を貼っていた「急ぐとも心静かに中へ小便、吉野の花も散るぞ見苦し」。

帰りに今話題の「竹林の小径」を通って帰った。上を見上げるととても綺麗だ、

f:id:matsunari812:20180521120536j:image

でも下を見ると、

f:id:matsunari812:20180521120625j:image

これが現実、何も言えねえ!

2018.5.20
京都、嵯峨野